よくある質問:FAQ
Q6.血や肉斑が入った卵がありますが食べても大丈夫なのですか?
Q9.買ったばかりなのに、白身が濁っている時があるんですが‥?
Q10.卵のコレステロールが気になるけれど・・・。卵は1日何個まで食べて大丈夫?
Q16.卵の黄身が赤っぽいオレンジ色しているものが入っていましたがこれは食べても大丈夫?
Q17.卵のサイズ規定は?
Q1.卵の賞味期限は?
A.1
生食での場合は採卵日から17日としています。賞味期限経過後は十分加熱調理してお召し上がりください。
一般的な売り場の室温設定22℃から5℃余裕を見て27℃での期限を設定しています。ご家庭では冷蔵庫での保管をお願い致します。
※英国ハンフリー博士の研究より。食中毒菌であるサルモネラの増殖期間と保存温度の関係から導き出した理論値。
A.2
基本的に当日採卵した卵をその日のうちにお送りいたします。
A.3
概ね最高気温が28℃以上になる6月半ば~9月半ばは、品質劣化が激しいことからチルド便をお勧めいたします。
A.4
スーパーで販売されている卵はほとんど無精卵です。有精卵には雄が必要で、雄はエサをたくさん食べる上、卵を産まないので経費が多くかかるのです。鶏は25時間に1度のペースで排卵が起こり受精しても、していなくても卵を産むからです。JAS規格では5%以上で75%の有精卵となり、表示が可能ですが、当農場では8~10%程度雄がおりほぼ完全に有精卵となります。
A.5
10℃以下厳守なので家庭なら必ず冷蔵庫に入れてください。また冷蔵庫のエッグポケットに収めるときは、卵のとがったほうを下にしてください。こうすることにより卵が呼吸しやすく鮮度が落ちにくくなります。
ちなみに冷蔵されますと、より"プリッ"とした鮮度感がお楽しみ頂けます。
Q6.血や肉斑が入った卵がありますが食べても大丈夫なのですか?
A.6
この血斑は鶏の病気などが原因で起きるものではなく正常な鶏が生む卵で見られる現象です。卵が形成されるときに何らかの一時的なストレス(大きな音など鶏が驚くようなこと)が鶏に加わった時などに卵巣、あるいは卵管などの毛細血管が破壊され、そこから血液が卵黄膜に付着したりするものです。食べても問題ありません。
また肉斑(ミートスポット)も同様に食べても人体に害はありません。これは卵管色素のプロトポルフィンによるもので赤玉鶏特有の現象でもあります。肉斑は殻の色と同じになり、また赤玉は発生率が高いです。(多い品種で三割も発生することもある)白玉では肉斑の色も白色なので目立ちにくく2%程度の発生率のために肉斑が入っていても気が付かないことがあります。
A.7
卵を割ると、必ず2つ白いゴムみたいなひもが入っていますよね。お箸で取ろうとしても卵白にがっちりガードされていて取りづらい。そんな経験を皆さんもされたことがあるのではないでしょうか? これは「カラザ」と呼ばれるもので卵白の一種。卵黄が卵管を回転しながら下っていくときに卵白が付着していきますが、最初に付着した卵白が卵黄を回転させないように自分自身がよじれて支えています。これがカラザの正体です。
繊維状になっていますが繊維ではなく濃い卵白の一種ですのでもちろん食べられます。
A.8
これは人間にも双子、三つ子とあるように不思議なことではありません。2個の成熟した卵胞(卵黄)が同時にひとつの卵殻で包まれた卵なのです。この現象は産卵器官が発達していない若い鶏に多く、産卵初期のため産卵リズムやホルモンの分泌機能が不安定だからです。
初産後2ヶ月程度経つとこれらの期間も安定するので二黄卵を産む確率も減ります。
二卵性は卵黄の数が多いだけで普通の卵とまったく変わらない卵です。安心してお召し上がりください。
Q9.買ったばかりなのに、白身が濁っている時があるんですが‥?
A.9
実はこのうすく白い色に濁っているのは、新鮮な産みたて卵の証拠でもあります。産みたて卵の場合、卵白に炭酸ガスがたっぷり含まれているため白く濁って見えるのです。やがてこの炭酸ガスは卵白を通り抜け時間の経過と共に殻の表面の小さな穴(気孔)から抜け出ていきます。
Q10.卵のコレステロールが気になるけれど・・・。卵は1日何個まで食べて大丈夫?
A.10
卵は良質なたんぱく質であると同時に、ビタミンAやB類、鉄も多量に含んでいる、まさに「完全栄養食品」です。そもそもコレステロールは、細胞膜や神経組織を作るのに大切な栄養素の一つとも考えられています。1日1~2個程度の卵の摂取においては体に悪影響はほとんどありません。健康な方であれば1日数個食べても大丈夫ですがコレステロール値の高い方などは血中コレステロールの上昇を抑える「不飽和脂肪酸」を多く含む植物油を使って卵を調理することをおすすめします。
コレステロールについてはあまり良い印象がありませんが必要不可欠な栄養素なのです。
A.11
日によって、鶏によって異なるのはもちろんですが、基本的にはニワトリが年を経ていくにしたがって、卵は大きくなっていきます。産み始めの初玉はとても小さく、農場に長くいたニワトリの卵は大きいものが多いです。当農場では、初玉(45グラム以上)~パックに入るサイズの卵を出荷しておりますが、実際は45グラム未満の卵や、パックに入らない大きな卵もたくさんあります。
A.12
白や茶色などの卵の殻の色は、品質や栄養価には関係なく、産んだニワトリの種類によって決まります。親鳥の色によって決まるというのは半分くらい正解です。白い卵は白いニワトリが産みますが、茶色い卵を産むのは茶色いニワトリだけでなく、岡崎おうはん(黒と白の斑模様)などの卵も茶色になります。
また、同じニワトリの卵でも、殻の色が薄かったり濃かったりします。これは飼育環境によるものです。明るいところで飼育されたニワトリの卵は、明るい場所で目立たなくするためかどんどん明るい色になっていきます。
外で放し飼いにして太陽を浴びさせると、茶色の殻もだんだん色が薄くなっていくのです。
Q13.どんな所で産卵するの?
A.13
鶏は狭くて暗い場所で卵を産みたがる習性があるようです。勿論卵を狙う外敵に見つからないようにするためでしょう。そこでニワトリノニワの農園ではフタのない下駄箱のような木箱を鶏舎の壁、地上1mほどのところに並べて設置しております。地面よりも地上の方が安心するようです。タヌキやイタチなど地上で卵を狙う外敵から卵を守るためだと思われます。
Q14.産卵は何時くらいにするの?
A.14
ピークの産卵時間は朝7時~11時くらいまででこのラッシュ時には一つの箱に2~3羽入って鮨詰め状態で産卵します。箱の場所によって人気に差があり東南の角地が人気物件なようです。人間に5羽以上入ってることもざらですが、隣はガラガラだったりします。できるだけ少数で快適に産んで欲しいのですが箱を増やしても状況は改善されません。きっと東南方向を選ぶのは暖かくてヒヨコを孵しやすいからで、何羽もギュウギュウに入るのは恐らくですが、狭い場所の方が敵に見つかりにくくて安心できるということなのだと思います。
Q15.ニワトリは夜どんな風に過ごしているの?
A.15
因みに。放し飼いの鶏も日が沈み暗くなってくると不安そうな声を出しながら自分で鶏舎の中に戻って来ます。帰巣本能があるんですね。アニマルウェルフェアでは夜中の完全消灯を良いこととはされておりませんが、鳥目でも放し飼いのような飼い方をしていると月明り程度の薄明りでも結構見えるらしくてネズミが走る度に驚きの声を上げております。とすれば、真っ暗な方が熟睡できるんじゃないでしょうか。しかも密着してた方が安心できるのでギュウギュウに固まって眠ってます。
Q16.卵の黄身が赤っぽいオレンジ色しているものが入っていましたがこれは食べても大丈夫?
A.16
黄身の赤みが濃いのは問題ございません。黄身の赤い成分はカプサンチンとアスタキサンチンという成分で一般にカロテノイドと呼ばれる天然色素で、パプリカとエビの殻由来の成分です。その餌の成分の蓄積には個体差があり、たまたま体内に蓄積が多いと卵黄の色が赤っぽくなったりすることがあります。よく観察すると黄身の色は結構バラバラなんです。またこの赤色は肉の赤身の成分でもありますから安全です。
Q17.卵のサイズは?
A.17